1950-01-27 第7回国会 参議院 本会議 第12号
仮定の問題には答えない、或いは我輩に一任しろとか、(「飛んでもないこつちや」と呼ぶ者あり)或いは御自分の主宰される民自党自体に対しても猿ぐつわをはめて、講和問題については言つちやいかんというふうなことをなさつておられる。こういう官僚的な態度、或いは議会答弁を以て事足れりとしておられるような態度、これを一擲されて、国民の要望に従つて努力する能力がおありになるかどうか。
仮定の問題には答えない、或いは我輩に一任しろとか、(「飛んでもないこつちや」と呼ぶ者あり)或いは御自分の主宰される民自党自体に対しても猿ぐつわをはめて、講和問題については言つちやいかんというふうなことをなさつておられる。こういう官僚的な態度、或いは議会答弁を以て事足れりとしておられるような態度、これを一擲されて、国民の要望に従つて努力する能力がおありになるかどうか。
先ほど委員長が非公式にではございまするけれども、報告をいたしました、つまり民自党が六割の旅客運賃の値上げを、三割に縮めようといたしまして、修正案をもつてその筋と交渉したということは、民自党自体が、もはや今日の國民生活の負担能力において、とうてい六割の高額な大幅の運賃値上げを國民が負担することができない、こういう認識に基くものだろうと思うのであります。
しかるにこの臨時が、前回に一年延ばされ、またここに來て一年延ばされるというような状態になつておるのでありまして、これはそもそも戰時立法であるこの物資統制令、官僚に対して一切の権限を與えるこの法律は、一時も早くこれを根本的に改正し、あるいは撤廃すべきものであるにもかかわらず、便々としてこれを延長に延長を重ねて行くということは、一つには統制撤廃を一枚看板のように言つて來た民自党自体の無策を、ここへ來て暴露
だから政府がこの提案をするかしないかは別問題で、もちろん民自党の單独内閣でありますから、政府が出すということも考えられますが、それはそれとして、民自党自体において準備されたものがなければならぬと思います。だから要求者の方に対して、その法案を出していただくように、議長はしかるべくお取計らいを願いたい。